【元自治体職員直伝】官公庁入札で勝つための戦略:図表の重要性と効果的な活用法
はじめに
官公庁案件は、安定した収益が見込める魅力的な案件です。しかし、競争率も高く、なかなか落札できないという方も多いのではないでしょうか。 官公庁入札は、勝てば満額、負ければ0円という厳しい世界です。 しかし、必要な情報と知識を元に適切な戦略を立てて挑めば、誰にでも勝てるチャンスがあります。
このブログでは、元自治体職員が官公庁入札で勝つための秘訣を公開します。
公共入札における提案書の出来は、落札の成否を大きく左右します。内容はもちろん、構成や表現力も非常に重要です。今回は、提案書における図表の重要性と、効果的な活用方法について解説します。
貴社にとって良い案件を落札するチャンスを逃さないよう、この記事を活用してください。
なぜ提案書に図表が必要なのか?
提案書作成要領には、「図表等は詳細提案書に記載」といった記述が見られます。これは、暗に「図表を用いてください」ということを示しています。
このことに気付かず、提案書にほとんど図表を使わない企業様もいらっしゃいますが、非常にもったいないです。
図表は提案書に必須です。なぜなら、図表は情報を視覚的に伝え、読み手の理解を深める効果があるからです。文字だけの羅列では、内容を理解するのに労力を要し、読み手のモチベーションを維持するのが難しくなります。
例えば、分かりやすい図表と説明文で構成された提案書と、文章だけで構成された提案書を比較した場合、どちらが読み手の心に響き、選ばれる可能性が高いかは明白です。特に、提案書を作成する担当者は、必ずしも文章表現のプロフェッショナルではありません。そのため、文章だけで説得力のある魅力的な提案書を作成しようとするのは、現実的ではありません。
図表を入れる際の注意点
図表はただ入れれば良いというものではありません。以下に、図表を入れる際の注意点をまとめました。
- 目的意識を持つ: 何を伝えたいのかを明確にし、その内容に合致した図表を選びましょう。
- 最重要事項を示す: 各項目で最も伝えたいこと、最も重要なことを図表で表現しましょう。提案内容をより良く説明するための図や表を作成することが重要です。
- 不要な図表は避ける: 理解を助けるための図表であり、どうでもいいようなイメージ図は必要ありません。
例えば、スケジュールを示す際には、表形式で期日やタスクを明確に示すことが重要です。システム構成を示すのであれば、構成図を用いることで、システムの全体像や各要素の関連性を視覚的に伝えることができます。運用効率やコストの削減効果等も、図やグラフを用いて分かりやすく示すことは可能です。
効果的な図表作成のヒント
では、具体的にどのような図表を作成すれば良いのでしょうか?以下にいくつかのヒントを示します。
- 提案内容を分解する: 提案内容を構成する要素を洗い出し、それぞれを視覚的に表現する方法を検討します。
- 比較・対照を用いる: 提案前後の変化等を図表で示すことで、提案の優位性を明確にすることができます。
- グラフを活用する: 数値データを示す場合は、棒グラフや折れ線グラフなどを用いることで、データの傾向や変化を分かりやすく伝えることができます。
- フローチャートを用いる: プロセスや手順を示す場合は、フローチャートを用いることで、全体の流れや各ステップを明確にすることができます。
これらのヒントを参考に、提案内容に合わせて最適な図表を作成することで、提案書の説得力を高めることができるでしょう。
まとめ
公共入札で落札するためには、分かりやすく、説得力のある提案書を作成することが不可欠です。図表は、情報を視覚的に伝え、読み手の理解を深めるための強力なツールです。本記事で紹介したポイントを踏まえ、効果的な図表を活用することで、落札の可能性を高めてください。
提案書作成に関して疑問や不安な点があれば、お気軽にご質問ください。
その他、役立つ情報
このブログ記事が、官公庁入札で成功を目指す皆様にとって少しでも役立つ情報となれば幸いです。
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投稿者プロフィール
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神奈川県内の地方自治体で
・総務(文書管理、議会対応)
・システム運用(教育、福祉、医療)
・会計(出納、資金管理、下水道企業会計)
・監査(社会福祉法人)
・小規模企業支援、労働行政、起業支援
に携わった後、2020年に業務改善系ITコンサルタントとして起業(神奈川県小規模企業支援強化事業コーディネーター)
現在、株式会社TheFlow代表取締役