【元自治体職員直伝】官公庁入札で勝つための戦略:公共入札におけるプレゼン審査の意義。落札に繋がるプレゼンテーションとは?
はじめに
官公庁案件は、安定した収益が見込める魅力的な案件です。しかし、競争率も高く、なかなか落札できないという方も多いのではないでしょうか。 官公庁入札は、勝てば満額、負ければ0円という厳しい世界です。 しかし、必要な情報と知識を元に適切な戦略を立てて挑めば、誰にでも勝てるチャンスがあります。
このブログでは、元自治体職員が官公庁入札で勝つための秘訣を公開します。
公共入札で勝つためには、技術力だけでなく、プレゼンテーション能力も非常に重要です。今回は、プレゼン審査の意義と、審査の際に気を付けることについて解説します。
貴社にとって良い案件を落札するチャンスを逃さないよう、この記事を活用してください。
プレゼン審査の目的とは?
プレゼン審査の目的は、単に技術的な説明をする場ではありません。審査員は、プレゼンを通して、提案者の以下の能力や企業の状況を評価しています。
- コミュニケーション能力
- 技術的な内容を、分かりやすく簡潔に説明できるか。想定外の質問に対して冷静に対応できるか。
- 企業文化
- 提案企業の企業文化が、発注者の求めるものと合致しているか。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、仕事をする上で非常に重要です。特に規模が大きく長期間にわたるプロジェクトを実施する上では、欠くことのできない能力です。
そのため、官公庁でも、コミュニケーション能力を図るためにプレゼン審査を実施しています。プレゼン審査の説明者や質疑への参加者が、実際にプロジェクトを実施するプロジェクト管理者等に限定されているのは、このためです。
企業文化
企業文化がプロジェクトにあっているかも判断されています。
プレゼンで評価されるポイント
プレゼンで高評価を得るためには、内容の他にも注意すべき点があります。
内容
提案書の内容のエッセンスを分かりやすく説明すること。提案書にないことを話したり、説明スライドに入れたりすると失格になることもあるので注意。
服装
スーツは体に合ったものを着用し、清潔感があることが大切。社章など会社名がわかるものは外すこと。ネクタイやベルト、靴についても、擦り切れていたり汚れていたりしないよう注意。
表情・姿勢
顎を引き、背筋を伸ばし、堂々とした姿勢と笑顔を保つ。「相手と一緒に仕事がしたい」という熱意を表現すること。
話し方
聞き取りやすく、分かりやすい話し方で、自信をもって話すこと。
プレゼンでよくある失敗例
- 早口、不明瞭、声が小さいなどで、話が相手に伝わらない。
- 質疑で想定外の質問に対応できない。相手の質問にかっとなって、相手を怒らせてしまう。
- 資料のコピペミスで、相手の固有名詞などを間違えた。
まとめ
プレゼンは、単に情報を伝える場ではなく、提案企業の総合力をアピールする重要な機会です。
- プレゼンは、技術力だけでなく、コミュニケーション能力やプロジェクト遂行能力も評価される場
- 見た目、姿勢、表情、言葉遣い、熱意など、総合的な評価を受ける
- 事前に十分な準備を行い、自信を持って臨むことが大切
今回の記事で紹介されたポイントを参考に、効果的なプレゼンテーションを行い、公共入札の落札を目指しましょう。
その他、役立つ情報
このブログ記事が、官公庁入札で成功を目指す皆様にとって少しでも役立つ情報となれば幸いです。
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投稿者プロフィール
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神奈川県内の地方自治体で
・総務(文書管理、議会対応)
・システム運用(教育、福祉、医療)
・会計(出納、資金管理、下水道企業会計)
・監査(社会福祉法人)
・小規模企業支援、労働行政、起業支援
に携わった後、2020年に業務改善系ITコンサルタントとして起業(神奈川県小規模企業支援強化事業コーディネーター)
現在、株式会社TheFlow代表取締役