公共入札に初めて挑戦する企業様から、入札情報サービスとの契約について、多くのご相談をいただきます。
しかし実際には、初参入段階で入札情報サービスは必須ではなく、むしろ情報過多により非効率を招く場合があります。
大切なのは、入札案件情報の収集よりもまず、「自社がどこを狙い、どんな実績を積み、どんな目標に向かうのか」という戦略を描くことです。
戦略が明確になってはじめて、必要な情報を精度高く拾えるようになります。
本記事では、入札情報サービスよりも先に取り組むべき“戦略づくりの重要性”を解説します。
よくある失敗:最初に入札情報サービスを契約してしまう
実際によく伺う声として、
- 気合いを入れて2年契約したがほとんど使わなかった
- 情報が多すぎて処理しきれない
- お金がもったいなかった
といったものがあります。 契約するとどうしても
「せっかく払ったし、毎日チェックしないと……」
という義務感が生じ、結果として情報に振り回されます。
初参入企業に“入札情報サービスが不要な理由”
情報量が多すぎて、むしろ非効率
大手企業のように、毎日多数の案件に応札していく体制が整っているなら必要ですが、年間数件の案件を狙う企業にはオーバースペックです。
流れてくる膨大な案件を確認するだけで時間を消耗し、本来やるべきことに手が回らなくなります。
情報収集だけで“仕事した気になる”罠
案件情報を眺めていると、すごく頑張っているように見えます。
しかし実際は、
- 応札準備に着手できていない
- 実績づくりが進まない
- 戦略が立っていない
という状態のまま、時間だけが過ぎていきます。
本質:まずやるべきは“戦略づくり”であり、入札案件情報の収集ではない
入札で成果を出すために最重要なのは、「何を目標に」「どこを狙って」「どうやって案件を獲得するか」……つまり、戦略です。
戦略で考えるべきこと
- 自社の強みを活かせる案件はどんなものか
- 狙うべき団体(自治体/国の省庁/独立行政法人)はどこか
- どの規模の案件から始めるべきか
- 最終的に取りたい案件に向けて、どんな実績を積むべきか
- 中長期の目標(分野特化・大型案件・継続契約など)は何か
これらを明確にして初めて、「どんな案件を選ぶべきか」が定まります。 逆に戦略のない状態で膨大な案件を見ると、100%迷子になります。
入札情報サービスは“戦略が固まった後”に契約するべき
入札情報サービスは便利ですが、使いこなす前提条件として「戦略の存在」があります。 先に戦略を作らないと、「不要な案件まで精査してしまって時間が奪われ、本質的な準備が進まない」という悪循環に陥ります。
まとめ:入札を始めるなら、最初に投資すべきは「戦略」
これから公共入札に挑戦する企業がやるべき順番はこうです。
- 自社の強み・実績・技術を整理する
- 自社が取りたい案件のイメージを固める
- 目標とロードマップを作る(戦略設計)
- その後で必要なら、入札情報サービスを契約する
戦略がすべての土台です。
ここが定まらないまま情報だけ増やしても、成果にはつながりません。
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投稿者プロフィール

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神奈川県内の地方自治体で
・総務(文書管理、議会対応)
・システム運用(教育、福祉、医療)
・会計(出納、資金管理、下水道企業会計)
・監査(社会福祉法人)
・小規模企業支援、労働行政、起業支援
に携わった後、2020年に業務改善系ITコンサルタントとして起業(神奈川県小規模企業支援強化事業コーディネーター)
現在、株式会社TheFlow代表取締役
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