【元自治体職員直伝】官公庁入札で勝つための戦略:公共入札で落札できない? 原因と解決策
はじめに
「技術力には自信があるのに、総合評価落札方式で勝てないのはどうして?」
公共入札に挑戦するシステム開発会社の皆様から、このような悩みをよくお聞きします。
「どうせ出来レースなんでしょ」
そう思いたくなる気持ちも分かります。しかし、競争入札になっている時点で、落札のチャンスはゼロではありません。 本記事では、公共入札で落札できない原因と、具体的な対策を3つに分けて解説します。
落札できない原因は?
落札できない原因は大きく分けて3つあります。
- 内容の問題
- 審査側が求めている内容が書かれていない。
- 書き方の問題
- 提案書が分かり難く、審査員に伝わらない。
- その他
- 見積もり金額や重要なポイントを大きく外している。
- 加点措置を生かせていない。
1. 内容の問題
実施要領や仕様書、評価基準書等の入札説明資料を正しく読み取れていないことが原因です。
入札説明資料は、試験でいえば問題文にあたります。問題文が正しく読み取れていなければ、正しい回答は書けません。
解決策: まずは入札説明資料を丁寧に読み込み、官公庁が求めているものを正確に把握しましょう。
2. 書き方の問題
多くの場合、図表が適切に使えていない、分かりやすく正確な日本語で表現できていないことが原因です。
解決策:
- 図表を適切に使い、伝えたいことを明確にしましょう。図表はその項目で「最も重要なこと」に使うのが基本です。
- 誰にでも分かりやすい日本語で書く。第三者にも読んでもらい、客観的な意見を取り入れるのも有効です。
3. その他
情報収集不足や準備不足が原因です。
解決策:
- 事前に十分な情報収集を行い、戦略を立てましょう。
- 参考見積もりに協力したり、意見招請で意見を出したりするなど、積極的に官公庁とコミュニケーションを取りましょう。営業活動も大切です。
- 加点措置を事前に調べ、自社が要件を満たせるものは必ず利用しましょう。
落札を勝ち取るための3ステップ
これらの原因を踏まえ、落札を勝ち取るための具体的なステップをご紹介します。
- ステップ1: 事前準備
- 情報収集をしっかり行い、戦略を立てる。
- ステップ2: 入札資料の読み込み
- 入札資料を丁寧に読み解き、求められていることを理解する。
- ステップ3: 分かりやすい資料作成
- 読みやすく、内容が伝わる提案書を作成する。
公共入札で落札できない? 原因と解決策に関する動画
今回の内容は、動画でもご説明しています。文字に残し難いこともお話していますので、ぜひ動画もご確認ください。
まとめ
公共入札のうち、特に総合評価落札方式と企画競争では、事前の準備や戦略、魅力的な技術提案書の作成が重要です。
自社の課題が分からない場合は、弊社にご相談ください。ご一緒に課題の整理をいたします。
弊社では、官公庁入札における総合評価落札方式と企画競争の両方に対応したサービスをご提供しております。
- 応札戦略の策定
- 提案書の作成支援
- プレゼンテーションの指導
- 営業活動、契約等のサポート
官公庁入札で成功したいとお考えの企業様は、ご相談ください。
お問合わせ特典でウェビナー「入札提案書基本のキ」をアーカイブ視聴していただけます。これだけでも自社の提案書をかなり改善できるとご好評をいただいておりますので、是非ご活用ください。

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このブログ記事が、官公庁入札で成功を目指す皆様にとって少しでも役立つ情報となれば幸いです。

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投稿者プロフィール

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神奈川県内の地方自治体で
・総務(文書管理、議会対応)
・システム運用(教育、福祉、医療)
・会計(出納、資金管理、下水道企業会計)
・監査(社会福祉法人)
・小規模企業支援、労働行政、起業支援
に携わった後、2020年に業務改善系ITコンサルタントとして起業(神奈川県小規模企業支援強化事業コーディネーター)
現在、株式会社TheFlow代表取締役